今年は「疫病」や「政情不安」などが例年とくらべるとまだ少ない年でしたので、急激な売上減少などは
無かったようですが、この業界も競争環境は激しくなっています。
まずは大手の低価格プロモーション。これによりかなり市場相場が下がったようです。
次にネット販売の拡大。大手が窓口販売を大幅縮小せざるを得ないぐらい成長しています。
消費者も変化しています。おひとり様、パック旅行離れ、ニーズの多様化、などです。
その中で小規模企画会社は大手と差別化した「仕向地」と「ツアー内容」で工夫されています。
流行りは「体験型」です。子どもと一緒に経験を共有したり、海外でボランティアに参加するツアーです。
販売会社は、顧客関係性の強化と取扱ツアーの集中化を図っています。
取扱ツアーの「地域」を限定して、顧客へは専門家としてアピールし、仕入先の集約により仕入力を
強化し、コスト減とツアー品質の向上を達成しているようです。