年金はそのもらい方によって、受取り額が増えたり減ったり、場合によってはもらい忘れたりしますので注意が必要です。
60歳から(65歳前に)もらえる厚生年金は「65歳からもらったほうが得」と考えていませんか?
そもそも65歳前にもらえている厚生年金は、65歳以降に支給される年金と全く別物です。繰り下げると割増してもらえるというものではありません。また年金は請求しなければもらえませんので、手続きをして初めて受給することが出来るのです。
では、もらい忘れている方はどうすればいいのでしょうか?
年金受給の時効は5年ですので、60歳から支給される場合は65歳になる直前までに請求すればもらうことはできます。ただし、利子はつきません。
税務上で言うと年金は雑所得になり65歳未満の方は年間70万円までは控除できます(70万円を超えると控除の率が変わります)。ですから請求が遅れて多くの額を一度に受けると、所得税率が上がるので手取りが減る可能性も出てきます。
それらから考えても、もらえる年齢になったら請求を忘れずにもらうようにしてください。
年金受給の注意点①
2011 年 12 月 16 日起業でつかえる公的資金(5)「再挑戦保障制度」
2011 年 12 月 7 日<概要>
事業に失敗した経験を有する方の再起業に必要な資金の調達を支援します。
<対象者>
過去に経営状況の悪化により個人事業を廃止、または法人を解散した経験のある方で、
一定の要件を満たす方
※5年以内の申し込みが必要
<保証限度額>
1000万円
<保証期間>
原則10年以内
※上記以外にも融資の条件がございます。詳しくは下記へお問い合わせ下さい。
<お問い合わせ先>
(社)全国信用保証協会連合会 03-6823-1200
働く活力 日本の文化
2011 年 12 月 6 日 東日本大震災、福島の原発事故後に日本を離れる外国人が多いなか、アメリカ・ニューヨーク出身
の日本文学研究者ドナルド・キーン氏が日本国籍を取得し永住する決心をされ、日本人に勇気と希望
を与えたというニュースを聞きました。
どういう方なのか詳しく知らなかったのですが、ある記事を読んで日本人よりも日本の良さを知って
いることに驚き、感銘を受けました。
日本の好きなところの一例として言われていたのが、奈良の室生寺ですごい雨に降られ、お婆さん
が傘を貸してくれたが、返せないかもしれないと言うと「構いません。どうぞ使ってください」と言
って貸してくれた。そういう親切さ、優しさが忘れられない日本人の一番好きなところです。
また、日本人兵士の日記を読み、敵、味方を超えて故郷を思う日本人に感銘を受けられたとか。
日本文学は、ほんの少ししか世界に紹介されていなかったらしく、キーン氏のおかげでそれらの文
学だけでなく日本文化・精神文化を世界に誇れる永久に価値あるものとして紹介されたようです。
日本文化の発祥は東山文化で、枯山水の庭・書院・水墨画・茶の湯・華道・連歌俳諧・精進料理
侘寂という日本独自の美意識がそこから生まれ近代でも変わることがないと言われ、改めて本当にそ
のとおりかなと思いました。
「日光を見ずして結構というなかれ」ということわざを知り日光へ行ったキーン氏に、まだ行った
ことがない私は脱帽です。
どんなに忙しい日常を過ごしていても、静かな茶室でお茶をたてていますと心が落ち着きます。